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製品開発相談

エアバッグフィルタ用ワイヤー

安全はそのままで、安価なものを。

万一の交通事故の際、命を守る『エアバッグ』。
バッグに急速充填されるガスから高温の固形物を取除き、ガス温度を調整するため、エアバッグにはフィルターが装着されていますが、そのフィルターにも光洋鉄線のワイヤーが使われています。
以前はステンレス製が主流でしたが、フィルターメーカー様から「安全意識の高まりにより、エアバッグは今後すべての車に装着されるようになる。より安価な鉄製のフィルターを開発できれば、大きなアドバンテージになる。」とお話をいただき、鉄製のエアバッグフィルター用ワイヤーの開発に取り組むことに致しました。

課題と向き合い、
あらゆる手段で解決に導く。

開発当初は困難の連続でした。ワイヤーの取り出しがうまくいかない、フィルターに編めない、成形後に型崩れするなど、様々な問題が噴出しました。そこで我々は素材に注目し、エアバッグフィルターに使用されることを前提とした鋼材(エアバッグフィルター専用材料)を、高炉メーカーと共同で開発。お客様のご希望に沿うべく、一つ一つ見直していきました。そしてステンレスに代わる質の高い鉄製のエアバッグフィルターが完成。
今日多くの車種、様々な部位のエアバッグに採用されています。

コントロールケーブル

課題解決のために新たな技術を確立

「オイルテンパー線のような、真直性に長けたワイヤーを安価に供給できないか?」
という依頼をいただき、開発に着手しました。様々な実験を行う中で、特殊熱処理に着目。この特殊熱処理を行う方法で、内部応力を制御した真直性に長けたまっすぐなワイヤーになり、線表面のシビアな温度調節により青く美しい表面に仕上げた光洋鉄線のブルーイング線が誕生しました。
現在、高品質が求められる自動車用のコントロールケーブルのアウターケーシング材として使用されています。

真直性に優れたワイヤー、お探しではないですか?

ブルーイング線は、コントロールケーブルに留まらず、様々な真直性の求められる用途にもお使い頂けます。用途によって、様々なカスタマイズも可能なため、真直性に優れたワイヤーをお探しの際はご相談ください。

モールインサート材

見えない場所で、支えています。

自動車モールは、ルーフパネルとサイドパネルの溶接溝部分を被覆する加飾部品、小衝突への保護部品として使用されています。モールの多くは樹脂でできており成形後収縮します。その収縮を抑制するモールインサート材として、光洋鉄線のワイヤーが使われています。当社のモールインサートワイヤーの特徴は、鉄線と樹脂との密着性を向上させるために、用途に応じて様々な工夫がなされています。

メーカーごとに違います。

光洋鉄線では、各メーカー別に設計されたモールインサート材を供給しています。使用する鋼材の選定から、加工方法、断面寸法、断面形状、表面処理など、お客様との打ち合わせにより決定した仕様に基づき、自社内で一貫生産しています。年々高まる品質への要求と、高効率化への要求にお応えするために、常に課題と向き合い、細部にまでこだわりを持った製品を供給し続けたいと考えています。